災害用にもなる石油ストーブが人気になってきている理由

 

東日本大震災でも注目された、ポータブルの石油ストーブ。
災害対策として購入した家庭も多いと思いますが、今では電気が必要ないとしてエコなストーブとしても人気が出てきています。

 

ポータブル石油ストーブについて、便利な点をまとめてみました。
また、使用方法について注意点もあり、良く調べてから使用するようにしてみて下さい。

 


災害対策に便利なポータブル石油ストーブ

電気、ガスが復旧していなくても灯油のみがあれば、暖を取れてさらに、煮炊きもできてしまいます。
やかんを乗せて置けば、加湿器の代わりにもなるエコな暖房器具なのです。
最近は、ニオイセーブ機能が付いているものも多く、消化した時や点火したときでもそれほど臭いは感じられません。

 

石油の高騰化でもやっぱりエコ

電気ストーブを購入して暖房にかかる費用を節約しようと試みたことがあるのですが、やっぱり熱効率の面で言うと、石油が一番高いと感じられます。
ガス、電気、石油のなかでは石油は少ないエネルギーで熱を発生できるタイプという感じがします。

 

電気ストーブはレベルを小さくすれば省エネではありますが、やはり温かくないのです。
遠赤外線のものを利用しても、体を芯から温めてくれる作用は、灯油のほうが高いと思います。
暖房器具は一番小さい時のコストで考えるのではなく、熱効率で考えないと節約ばかりで寒い家庭になってしまいます。

 

石油ストーブは換気が必須

煙突が付いているタイプやFF石油ストーブは別ですが、ポータブルの石油ストーブは換気を2時間に1回は行なわなければなりません。
換気扇を回したり、窓を開けて新鮮な空気を取り込みます。

 

空気の入れ替えを行なわないと、一酸化炭素中毒になり死亡する事もありとても危険です。
子供が居る家庭では子供だけで絶対に使用させないことが大前提です。

 

一酸化炭素中毒になると頭痛がしてきて、最終的には意識を失い死亡してしまいます。
換気口があっても不十分なことがあり、密室での使用は注意しなければなりません。

 

石油ストーブは加湿器いらず

石油ストーブ自体が、燃料を燃焼するときに水蒸気を発生するため加湿器いらずです。
湿度が低いと感じられたら、やかんを上に乗せると更に湿度が高くなります。
ただし、機密性が良いと結露の恐れもあるため、やはり換気は必須となります。

 

対流型?反射型?

ポータブルの石油ストーブには、対流型と反射型の2種類があります。

 

対流型

真ん中に熱の筒を設置してあり、熱が周りに広がるタイプです。部屋の中心にストーブを置き、部屋全体を温めるのに適しています。対流型となっているため空気の対流が起こり、部屋の中心から全体を温める作用があります。

 

反射型

反射タイプは、壁側に設置して反射板は側面にあります。窓際において反射する側に熱を放出するのに役立ちます。部屋全体の暖房にも適していますが、部屋の中心に置くと一方方向にしか熱が行き渡りません。壁にしか設置するスペースが無いなら効率が良いでしょう。

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