金縛りでお経を唱えるのは?実は霊現象ではありません

 

金縛りってかかった事がありますか?
私は小さい頃に一度だけ経験した事があるのですが、子供の頃だったためそれ程怖かった記憶はなく、ただただ布団が重いと感じただけでした。
金縛りはお経を唱えると直るとも言いますが、実は科学的にも原因が解明されている事なんですよ。


金縛りになる時間帯には特徴が見られている

金縛りを調査した所、寝る直前や目が覚めたときに起こったと答える人がとても多くなっています。
この回答を良く考えてみると、金縛りの原因が良くわかります。

 

布団に入ってもう少しで寝そうと言う時に、金縛りは起こりやすいのです。
意識があっても体は一切動かす事ができず、目は動かす事ができても、声を出したり起き上がったりする事はできません。

 

多くの方は金縛りは心霊現象だと感じている人が多いようですね。

 

金縛りは睡眠の質によって起こっていた

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。
レム睡眠は浅い睡眠の事で、夢を見ている状態です。
寝た直後や朝起きた直後などはレム睡眠になっている事が多いです。

 

ノンレム睡眠は深い睡眠の事で、夢は見ていません。
寝た直後は浅い睡眠なのですが、その後にノンレム睡眠がやってきて、睡眠は深くなっていくのです。
睡眠中はレム睡眠と、ノンレム睡眠を交互に繰り返しています。

 

レム睡眠は寝た直後に起こりやすく、体を休ませている状態です。
脳はおきているけど体が寝ているため、この時に金縛りが起こるのです。
つまり、金縛りとはレム睡眠中に起こっている事で、脳がおきていても体は寝たままのため、体が動かなくなったり声が出ない、布団が重くなったように感じられるものです。

 

お経を唱えると解けるとは?

お経を唱えるとよいと言われていたのは、実は霊を遠ざける意味では無いようです。
声が出せるようになれば、体がおきている証拠ですから、自然と金縛りも解けるからです。
自分で体を起こそうと意識すると、金縛りは解けやすくなります。

 

実際には金縛りにかかっていた時間は意外と短く、数秒くらいの事もあります。
長くても数分程度で、本人は長い時間金縛りにかかっていたように感じても、実はそれほど長くは無いのです。

 

お経を唱えるとよいといわれていたのが、いつの間にか霊現象の一種と勘違いされたのかもしれませんね。
金縛りは睡眠の質によって起こるものだったわけです。

 

睡眠不足が続いていたり、疲れているときこそ金縛りは起こりやすいと言われています。

 

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