ハイドロキノンは美白効果が高い代わりに副作用も強い
日本では美白信仰がかなり高いため、どんな成分を使ってでも良いから、美白作用が高いほうが良いと考えている方も居ると思います。
しかし、ちょっとまって！
美白作用がとても高い天然の成分は存在しておらず、高い効果が期待できるものはやはり化学物質だと言う事ができます。
もしかしたら、強い副作用が出てしまう恐れもあるのです。
ハイドロキノンも化学物質の一部ですが、どのような副作用があるのかを良く知ってから利用してみて下さい。
ハイドロキノンは使用方法を間違えると副作用が強い
以前国内では、戦前にハイドロキノンをスキンケア商品に利用していました。
そのときに、皮膚がまだらになってしまう白班と呼ばれるトラブルが多く発生してしまったため、使用は禁止されてしまうことになります。
現在またハイドロキノンの使用認可が下りて、スキンケア商品に配合することが出来るようになりました。
その一方で、使用方法を間違えると、強力な美白作用が得られる代わりに、もしかしたら肌のダメージが強くなったり、白班が現れてしまう可能性もあります。
皮膚がまだらになる白班
刺激が強いために皮膚がかぶれる
あくまでもハイドロキノンは化学物質のため、刺激が強すぎて皮膚がかぶれてしまう恐れがあります。
万が一トラブルが起こったら使用を中止し、皮膚科を受診して診てもらうことをおススメします。
ハイドロキノンは長期保存が難しく、古いスキンケア商品を使うと、トラブルが起こりやすいです。
保管状態が悪いとベンゾキノンという刺激物質に変化しやすいです。
ハイドロキノンの使い方を間違えると、白班と呼ばれる皮膚がまだらになる症状が起こる可能性があります。
濃度が濃すぎた所の色が抜けすぎてしまい、通常の美白成分とは異なり、皮膚が白い所と黒い所と色の変化が出てしまいます。
強力な美白作用があり、シミやソバカスが消えるのは良いのですが、一箇所に集中的に塗りすぎると濃度が濃くなり、皮膚の一部の色が抜けてしまう事に。
元々ハイドロキノンは皮膚科でしか処方できない成分でした。
濃度を調整して処方し、使用方法を守りながら使われていました。
万が一トラブルが起きても皮膚科の指導の下だと、いち早くトラブルも解消できたと思います。
皮膚科では5％以上の濃度にはしないよう注意して処方されていました。
ハイドロキノンは、濃度が高いと白班になりやすいトラブルだけでは有りません。
高濃度で紫外線に当たってしまうと、色素沈着を起こす可能性も出ています。
ハイドロキノンを利用する際には、UVカット機能があるファンデーションなどを塗る必要があります。
UVケアはこれからできるシミの予防にも繋がるため、ハイドロキノンを使用する際には同時に利用することが大切です。
紫外線にあたるとかえって、シミが濃くなってしまう事もあるようです。
白斑
太陽光球面に見られる白い模様。本稿で詳述。
皮膚病の一種。尋常性白斑。
白斑（はくはん）とは、太陽光球面に見られる白い模様。
太陽の縁に近い部分に、もやもやとした白い（明るい）模様として観測される。
黒点に対して白斑と呼ばれるが、黒点ほどはっきりとした構造ではない。
周期性もなく、常に存在する。
明るく見えるのは、周囲よりも温度が高いためであり、太陽に磁場が存在することの証拠の一つとされている。
太陽 はくはん
（WIKIPEDIAより抜粋）
最近では2013年にカネボウ化粧品の美白成分で白班が起こるトラブルが起こっています。
美白成分のロドデノールが配合された製品のみで確認されています。
原因ははっきりとは特定されておらず、カネボウ以外の美白化粧品でも白班の被害が一部出ているため、美白化粧品を使う際には成分をしっかりと確認する必要性が有るのではないでしょうか。
天然の美白成分なら、ここまで強い作用はなかったはずです。
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